タイ国際航空の事業再生計画の進捗状況について

2021年11月1日

2021年11月1日、タイ国際航空(THAI)は記者会見を開催し、事業再生計画の進捗状況を発表しました。議長は、再生計画管理者のPiyasvasti Amranand氏と、債権者委員会会長であるTheeraj Attanavanich氏。

PiyasvastiAmranand計画管理者会長は、昨年、タイ国際航空はコスト削減、組織再編、収益創出など、多くの面において、順調な運用を進めていると述べました。新しい戦略、新しいビジネスモデルおよびアプローチを通じて会社を前進させるために、新しいビジョンとミッションが確立されました。 タイ国際航空の新しいビジョンは、「タイと世界を結び、一貫して健全な利益率を生み出し続ける、強固なタイのブランド性を持った高品質のフルサービスキャリア」です。ミッションは4つの柱として定義されています。1.顧客中心主義; 2.商業的卓越性; 3.コスト競争力; および4.継続的な改善です。 タイ国際航空の変革推進プロジェクトでは、さまざまな職域のタイ国際航空従業員による多数のブレインストーミングセッションを通じて400の変革案がまとめられ、448億バーツのコスト削減、つまり再生計画目標である77%を達成しました。タイ国際航空は、大幅な運営費の削減に貢献する変革推進に特に重点を置いています。 軽量化推進部は、タイ国際航空の運営費用を160億バーツ、機材の再編と燃料効率化により120億バーツ、航空機リースとエンジン費の交渉により113億バーツ、調達計画再編により11億バーツ、飛行技術開発費から7億1900万バーツ、技術部門開発費から8億200万バーツ、およびその他の変革推進により32億バーツを削減するのに貢献致しました。

コスト効率化戦略の下で、タイ国際航空は組織の再編と縮小計画を継続し、大幅な進歩を遂げました。当社は、新たな雇用条件や給与体系を積極的に受け入れた従業員から、また、6,000件以上の応募があった「無給休暇」や「双方の合意に基づく退職計画」などの組織再編計画により、多大な支援を受けました。 2019年、当社は29,500人の正社員と派遣社員を雇用しており、人件費は月額26億バーツでした。現在、タイ国際航空には14,900人の従業員がおり、月額人件費は6億バーツに削減されています。すべての管理レベルが35%削減され、より柔軟で効果的な業務プロセスが実現しました。

 従業員数の削減に伴い、当社は本社スペースの割り当ておよび他県の支店を再調整することが可能となります。ラクシ、ラーンルアン、プーケットのオフィスやチェンマイの空き地など、企業のキャッシュフローと流動性を高めるために、未使用の物件を賃貸物件とするまたは売却する計画が立てられました。

さらに、タイ国際航空は主要業績評価指標の評価尺度手法を強化しました。新しい組織文化は、新しい基本的価値観を通じて導入されました。役員、現役および退職した従業員の無料航空券、従業員の税金支払い、従業員旅行時のアップグレード、役員の交通費、社会保障に代わる医療費の払い戻し、休暇補償など従業員および役員に対する福利厚生の中止と削減が実行されました。
給与体系と残業代の計算方法の調整も行われています。

事業再生計画における債務再編には、債務返済期間の5年から7年の延長、資本と利息返済の2年から3年の停止、既存の利息債務の1.5%への削減、航空機のリース契約/分割払い購入計画の削減、および債務返済代替案の増加などが含まれます。

機材効率化計画については、タイ国際航空は燃費の悪い42機の老朽化した航空機を退役させることを予定しています。タイスマイル航空が運航するA320型機20機を含む58機が現役の機材として残され、16機のリースおよび分割払い購入契約を停止致しました。タイ国際航空は、非常に効率的かつ近代的で、燃料消費量が少ない機材を現役として残しました。機材再編と燃料効率化により、2019年の同時期と比較して120億バーツの費用が削減されました。機材の種類は9種から4種に削減されました。
 
 タイ国際航空は2021年10月の業績にて2020年4月の新型コロナウイルス感染拡大以来最高の営業収益を達成し、航空事業の有望で今後の良い見通しを反映するものとなりました。 2020年4月―2021年10月期に、タイ国際航空は貨物および郵便サービスにて100億バーツの収入を生み出しました。同期間に、航空事業部門は80の顧客航空会社にサービスを提供し、48億バーツの収益を生み出しました。タイ国際航空のケータリング部門は、Puff & Pie(パフ&パイ)のマスターフランチャイズプロジェクトを通じてタイ全国に事業を拡大しています。

 タイ国際航空は収益の創出と二次不動産の売却を通じて流動性の維持に努め、2021年上半期の営業損失は前年同期より39億7,300万バーツ減少しました。タイ国際航空は、一時的な収入により111億2,100万バーツの純利益を記録し、前年同期比391億5100万バーツ増となりました。 2021年6月以降、再生計画管理者は、タイ国際航空の財務流動性を管理するためにあらゆる努力をつくし、タイ国際航空の運営と事業が事業再編計画と事業改革計画に従って実行され、会社に十分なキャッシュフローがもたらされるようにしています。

2021年11月1日にタイ政府の観光客受け入れ再開を支援および奨励するために、タイ国際航空は2021年10月31日―2022年3月26日までの冬期スケジュールにて36路線を再開します。2022年の第一四半期では、アジア19各都市、ヨーロッパ9都市、オーストラリア1都市、およびタイスマイル航空運航によるタイ国内14都市を含む路線の運航を予定しております。 タイ国際航空は、24時間体制のTHAIコンタクトセンター、バンコク・スワンナプーム空港のロイヤルオーキッドラウンジ、機内エンターテインメント、国際線ビジネスクラスの機内食事前選択、特別なコーヒーメニューやその他の飲み物、電子雑誌や電子新聞提供などのフルサービスを再開する準備を整えております。タイ国際航空の全客室乗務員はワクチン接種済です。衛生管理基準は、渡航中のすべての接触点に適用されます。

タイ国際航空は、事業再生計画に従って事業を遂行することを約束し、お客様にフルサービスを提供する準備ができています。 タイ国際航空は、ナショナル・フラッグ・キャリアとして、タイの経済と観光産業を推進する取り組みの一助となることを望んでいます。

※上記は本社英文ニュースリリースの翻訳であり、英文リリース原文すべてを網羅するものではありません。
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