タイ国際航空、2022年度9カ月の営業業績を報告

2022年11月11日

タイ国際航空(以下、THAI) は、THAI およびその子会社の第3四半期の営業業績を報告しました。一過性の取引を除く営業利益は、前年同期は53億1000万バーツの損失であったのに対し、今期は39億2000万バーツとなり、総収入も328億 6000万バーツで前年同期より582%増加しました。旅客および貨物部門の収入は、主にロンドン、フランクフルト、チェンナイ、ベンガルール、デリー、ムンバイ、ラホール、カラチ、イスラマバード、ハノイ、ホーチミン、プノンペン、ジャカルタ、ダッカ、デンパサール、台北、シンガポール、コペンハーゲン、ミュンヘン、チューリッヒにおける上半期の運航便数の増加や、新型コロナウイルス感染拡大以前に運航していたペナン、東京(羽田)、ブリュッセル路線の再開により、308億9,000万バーツとなりました。また、搭乗率は前年同期の 9.9%から77.0%に上昇しました。 THAIとその子会社の総営業費用は289億4,000万バーツで186%増加し、これは変動営業費用の44%を占める航空燃料費が80%増加したことによるものです。監査人は、再生計画の下で初めて、無条件の仮定でレビュー結果を報告しました。

2022年第3四半期、THAIとその子会社の財務コストは 36億7,200万バーツで、支払利息の調整により、昨年より 21億6,000万バーツ増加しました。THAIは、債務再編と一時的な資産売却による利益を計上したものの、バーツ安による為替差損と資産の減損損失を報告しました。これに伴いTHAI は計52億1,200万バーツの純一時費用と 47億8,000万バーツの営業純損失を報告しました。親会社の所有に帰属する損失は 47億8,500万バーツに達しました。しかしながら、THAIとその子会社のリース負債の現金支払い後のEBITDAは、昨年が31 億バーツの損失だったのに対して、61億8,100万バーツでした。 EBITDAが12ヵ月以内に200億バーツを超える場合、事業再生計画に基づく当社の事業は終了する可能性があります。

2022年9月30日現在、THAI とその子会社の総資産は 1,832億8,900万バーツで、2021年12月31日から 220億7,000万バーツ増加しました。総負債は 2,657億8,800万バーツで、2021年12月31日から 333億1,800万バーツ増加しました。自己資本は -824億9,900万バーツに達しました。航空券販売の増加と20億バーツを超える月次 EBITDA (利息、税金、減価償却費等差し引き前の利益) の結果、現金および現金同等物は、 2022年3月31日の60億1,700万バーツから2022年6月30日に134億7,400 万バーツに増加し、 2022年第3四半期末時点では233億800万バーツに達しました。

2022年、旅行と貨物の需要が大幅に増加したことにより、10月の搭乗率は80.4%に上昇しました。タイ国際航空とタイスマイル航空の国際線旅客数は 1 日あたり21,557人に増加し、これはスワンナプーム国際空港の到着と出発の国際線旅客数の30%に相当するものであり、特に11月と12月のハイシーズンに増加しています。貨物部門からの28%を占める貢献により、当社の運航収入は10 億バーツに達すると見込まれています。

当社は、これからも高まる旅行需要に対応するため、ストックホルム、台北、東京(羽田)、福岡、札幌、ニューデリー、ムンバイ、ハイデラバード、コルカタ、ジェッダ、シンガポール、メルボルン、広州、昆明を含めた目的地と運航便数を増やしていく予定です。THAIは再生計画に従い、既存の航空機を活用して路線を拡大するほか、新しい航空機をリースして運航路線と運航計画をより最適化してまいります。


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